「じゃぁ、あのお菊さんの親父さんは、どんな感じなんだ?」「………俺らを結ばせたがっとる。」(そういうとこは、感じとるのか。)感心するたっつんは、(よし!なら、さっさとartandeducation備して、結婚させちまおう!これじゃ、いつまでも此処におらんといかん。)たっつんは、煮え切らないGを見限ると、立ち上がってパンパンと尻を叩いて草を落とした。「よし。分かった。じゃぁ、結婚式の準備しとくから、お菊さんにちゃんと言っとけよ。」その言葉に、Gがガバッとたっつんを見上げる。「実は、隆行からも頼まれてんだわ。少しくらい男らしさ出して、プロポーズくらいしとけよ。」驚いているGは、このまま此処にいたら、たっつんを止めようとしかねない。たっつんは、Gが動き出す前に、町の方へ向かい歩きはじめると、「じゃぁな!ちゃんと言っとけよ!!」そう言って、走り出した。(さぁて、忙しくなるぞ!なんせ、何にもやり方知らねぇからな!)たっつんは、そんな事を考ると、Gの方を振り向かずに、秋の風に向かっていった。
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